ファジィ応用事例データベース
事例名
ファジィ日本語文字認識処理
企業・団体名
ソニー
出展
日刊工業新聞 1989年
内容
ソニー(社長大賀典雄氏)は手のひらサイズの個人情報管理ツール「パームトップ」を開発した。ファジィ(あいまい)理論に基づいた日本語文字認識処理を初めて採用、3,535種類の手書き文字を認識するとともに、文字と図形、イラストなどの情報を同一画面上で同時に扱える。A5システム手帳サイズで、重量が1.1kgと小型、軽量化を図った。同社では試作機をベースに市場調査を行い、90年半ばをメドに商品化を図る方針だが、サードパーティによるアプリケーション(適用業務)ソフトの整備が今後の課題といえる。価格は30万円を切る見込み。手書き文字認識処理にファジィ理論を応用、クセのある文字でも判断可能になった。独自開発のソフトで処理の高速化を図っている。認識対象文字は平仮名、片仮名、英数字、記号、漢字(JIS第一水準と第二水準の一部)で、100万通りを超える筆順に対応。一文字について平均300通りの筆順をサポート、文字の認識率を高めた。入力方法はキーボードではなく、ダイレクトペンオペレーション(ペンによる入力方式)や手書き文字認識処理システムを採用、紙とペンを扱う感覚で大量の情報を効率的に記録、検索、活用できる。CPU(中央演算処理装置)にCMOSタイプの16ビットマイクロプロセッサ「68000」を採用。