ファジィ応用事例データベース
事例名
ファジィワークステーション
企業・団体名
オムロン
出展
日刊工業新聞 1991年
内容
WSにファジィ機能搭載 スパコン並み処理能力 オムロンが1月発売 ESも簡単に構築 オムロン(社長立石義雄氏)は8日、ファジィ推論機能を付加することで、最高4,000MIPS(一秒間に40億回の命令を実行する能力)とスーパーコンピューター並みの超高速処理を実現した世界初のファジィWS(ワークステーション)「Fuzzy LUNA」を92年1月に発売すると発表した。従来のコンピューターが苦手とする総合的な判断を要するものにも適用することができる。価格は同社の既存のWS・LUNA-Uにファジィ推論ボードとソフトを組み込んだシステムで256万円、LUNA-88Kベースのもので395万円から。年間2,000台の販売を見込んでいる。ファジィWSは、数値計算を高速で行う、大規模な記憶容量を持つといった従来のWSが得意とする機能と「何々ぐらい」といったあいまいな情報を受け入れ、総合的評価を行うといったファジィ推論が得意とする機能を併用することで、例えば高度なES(エキスパートシステム)のように、従来大型コンピューターでしか処理できなかったものを、WSで行えるようにしたもの。Fuzzy LUNAは同社のUNIX・WSをベースに、ファジィ情報処理専用のファジィ推論ボードとソフトウエアを搭載している。中でもES対応として、推論ボードに同社のファジィチップ「FP-7000」を搭載した「ファジィ・エキスパート・エンジシ」は推論速度が4,000MIPSと既存のWSに比べて約200倍の高速性を持ち、しかも知識をあらかじめ体系化する必要がなく、各専門家の持つ知識やノウハウをランダムに入力するだけで、ESを簡単に構築することができる。