事例名
ファジィ制御・リーチ形バッテリーフォークリフト
企業・団体名
神鋼電機
出展
日刊工業新聞 1992年
内容
初のファジィ導入 バッテリーフォークリフト34機種を発売 神鋼電機(社長鈴木昭男氏)は業界で初めて、荷役コントロール部にファジィ制御を導入したリーチ形バッテリーフォークリフト34機種を開発「エレクターエースシリーズ」として、8月3日から発売する。価格は258万~643万円で、初年度の販売計画はシリーズ全体で1,800台。新シリーズは既版シリーズ機をフルモデルチェンジしたもので、0.9~3.0トン積み車。オペレーションや作業現場の安全対策だけでなく、荷役への安全配慮を施したのが特徴。その目玉が荷役コントロール部へのファジィ制御導入。荷役レバーを急激に中低速から最高速まで引いても、上昇・下降するフォーク(つめ)のリフト速度の立ち上がりがスムーズなほか、リフト時のスタートおよびフィニッシュのショックなど、積荷の破損原因や荷崩れの原因となるショックの解消を実現した。また、A-CCSシステムを標準装備、走行・荷役・充電などをトータル的に制御するため、初心者や女性でも熟練オペレーター並みの安全で効率のよい荷役作業が可能としている。