上記特集の論文を以下の要領で募集いたします。ふるってご投稿ください。
人間の日常生活を支援することは情報技術の工学として必須の重要な課題であり、福祉技術や生活関連製品開発やビジネスに直結する基盤研究であるにも関わらず、従来の研究では個別の要素技術の深化を目指すあまりに人間の日常生活自体を工学研究として真正面にとらえる機会に恵まれませんでした。しかし、最近のセンサ技術やインタネット技術の発達により、人間の実生活中の行動のデータを観測・集積することが現実的となり、また統計的学習理論・機械学習・データマイニング技術の進展により、集積されたデータを分析・モデル化することが、新しい対象課題として野心的な試みとなりつつあります。しかし、人間の日常生活行動に関する工学技術の研究のスコープはあまりに広いためこの課題に集中して取り組むための共通のフィールドが見あたらないという現実、さらにはコスト、人的制約から、小規模に個別に取り組んでいては、集積したデータの共通性が得られず、各手法の評価基準も確立されず、有用なアプリケーションへの展開、実用的技術へのスケールアップなどが遅々として進まないという問題が明らかです。
そこで実生活におけるサービス技術に発展可能な人間の行動理解研究のため、行動を観測するためのセンサ、認識技術、人間行動をモデル化する分析/学習/データマイニング手法、人間モデルを活用する推論/応用システムをテーマとする研究を集め包括的な議論を可能にすることを目的として本特集を企画いたしました。このような背景から、本特集では、実際の日常生活に密着した人間行動を理解するための工学技術に発展できる研究、センサ、データ分析、モデル化、知識抽出、活用サービス技術などの各要素研究、及びこれらを統合したシステム提案などに関する論文を広く募集します。
人間の実生活に密着した日常生活行動を計算論的に扱うための理論、基盤的工学技術、データ分析手法、統計的学習・モデリング手法、知識獲得・可視化技術、生活支援・教育などの応用システム・サービス技術、ユビキタス情報処理などを対象としますが、これだけに限定せず、実生活に基づいた人間の日常生活行動を計算論的に扱う研究であれば認知・心理的なアプローチも広く歓迎いたします。
2007年8月15日(必着)
論文の種類には、「原著論文」、「総説論文」、「実践研究論文」、「ショートノート」があり、非会員の方を含めてどなたでも投稿できます。詳しくは投稿案内(*)をご覧ください。また、投稿時にはそのいずれであるかを明記してください。
投稿の際には、原稿と封筒の両方に「日本知能情報ファジィ学会誌「日常生活行動コンピューティング」特集論文」と朱書きしてください。なお、投稿申込書の内容をすべて記入したテキストを必ず電子メールにて下記「送付先・問い合わせ先」の電子メールアドレスへお送りください。
(*)投稿案内や投稿申込書は、「学会誌のページ」より入手できます。
通常の査読プロセスに従います。また途中の処理の都合で、本特集号の発刊に間に合わなくなった論文は通常の論文として他号に掲載される場合があることをあらかじめご承知おきください。