FSS2011 大阪府立大学大学院 市橋秀友教授 インタビュー

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もともと論文を読もうという気はなくても、自然と目に触れる機会が生まれるんですよね。そういう意味では、非常に宣伝効果が高い媒体だと思いますよ

 4月にスタートした学会SNSを最大限に活用している市橋秀友氏。現在、アクセス数No.1を誇っている市橋氏のSNSは、非常に盛り上がっている。しかし、市橋氏はSNSを利用するのは、今回が初めてとのことだ。実際に利用するまでは、「SNSというのは、若者がやるものだと思っていた」と考えていたという。しかし、学会のSNSということで、「広く誰にでも閲覧出来るのではなく、大学関係者や研究者がほとんどなので、安心だなと思いました」と開始当初の時の気持ちを話す。

大阪府立大学大学院 工学研究科 市橋秀友教授

大阪府立大学大学院 工学研究科 市橋秀友教授

 実際にSNSを初めてから、市橋氏は頻繁に研究内容の書き込みを行ったり、動画をアップロードするなど活発に利用している。「私の場合は、学会の方が読むことを想定して書いていますが、やはり、自分の大学の研究室内外の学生が一番読んでくれているようですね。実はこれまでは、何か資料などがあれば学生達へ個別にメールで送っていたのです。でも、SNSへ書き込んでおくことで、その手間が省けました」と、その利便性を語ってくれた。

 こうして同SNSを利用していくうちに、アクセス数も上昇。市橋氏は「私は自分の宣伝のために使っているので、皆さんに読んでもらうように書いているのです。だから、コメントのやりとりも、皆さんに読まれることを意識して書いてますよ」と、効果的な利用法を教えてくれた。同SNS内にも、自身が書いた活用法が記載されている。

 研究者の立場から、市橋氏は「一部の有名な研究者の論文は多くの人から閲覧されるのですが、その他の研究者の論文は同じ研究をしている方同士しか知らないことが多いのです。だから、論文を書いても数人の審査員しか読まないことが多いと思います。そこで、SNSで自分の研究について少し書いてみると、閲覧者はもともと論文を読もうという気はなくても、自然と目に触れる機会が生まれるんですよね。そういう意味では、非常に宣伝効果が高い媒体だと思いますよ。私の今回の論文賞受賞にも、この宣伝効果が影響しているのではないでしょうか(笑)」と、軽く冗談を交えながら話してくれた。

 それでは、これから同SNSを始めようと思う研究者達は、何から始めれば良いのだろうか。市橋氏は「まず現在行っている研究をまとめてみると良いかも知れませんね」と、アドバイスしてくれた。そして、「今後は研究内容についても、SNS内で様々な議論が交わされるようになるのではないでしょうか」と続けた。

 そんな市橋氏が利用する中で、「敢えて希望を言うならば、アーカイブで掲載する論文の中でも、皆さんに見ていただきたい論文を自分でピックアップしてトップへ表記出来ると良いですね」と話してくれた。

 このように、SNSをフル活用していると自負する市橋氏のSNSを見て、ドクターへ進もうかどうしようかと悩んでいた学生が、市橋氏のもとへ相談に来たこともあるという。このことから考えても、SNSを活用することによって、容易に実績を紹介できるようになるだけではなく、研究者同士の敷居が低くなり、関係性が広がりやすくなるようだ。そのことを、市橋氏が身を持って証明してくれた。 

市橋教授のSNSページ http://sns.j-soft.org/890060

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