日本知能情報ファジィ学会のご案内

ホーム / 日本知能情報ファジィ学会のご案内

 日本知能情報ファジィ学会は、「あいまいさを含む全方位から知能の解明、実現、応用に対して科学的に挑戦する学会」です。また、自然科学・技術にとどまらず、人文・社会科学の分野も包含し、領域横断的で、知能に関わる様々な研究・技術・環境の変化を先取りする努力を続けています。

 

概要

第15期会長に就任して
~ 情報シームレス化のすすめ ~

関西大学大学院  総合情報学研究科
林      勲

2016年3月15日午後6時,韓国ソウル市フォーシーズンズホテルで開催されていたGoogle DeepMind社のAlphaGoと韓国プロ囲碁棋士・李世乭(イ・セドル)九段との囲碁最終戦はAlphaGoが勝利し,最終的に4勝1敗でDeep LearningとMachine Learningが人間を超えた歴史的瞬間となった.私もかなり驚嘆したのを覚えています.AlphaGoは中国のプロ囲碁棋士・柯潔にも3局全勝し,もはや人間を超えた地位に君臨しています.
いま,世間では人工知能の第三次ブームです.1956年(~1974年)にダートマス会議で人工知能という言葉が定義された第一次ブーム,知識表現とエキスパートシステムが中心であった1980年~1987年の第二次ブーム,今回は認識と学習に関する人工知能のブームだと思います.しかし,第一次ブームが終了した1974年には,E.H.Mamdaniのファジィ制御のスチームエンジンの発表がありました.第二次ブームが終了した1988年頃からは,熟練者の知識を製品に導入したファジィ制御やニューロ・ファジィ制御の隆盛の一世代がありました.これらは単なる偶然ではなく,人工知能の広い裾野として,終焉の最後には,より柔軟でしなやかなファジィ理論が想望されていると考える方が自然です.ですので,今回の認識と学習の第三次ブームの終焉には,ファジィ理論の認識と学習の新たな展開が誘起されているに違いありません.
日本知能情報ファジィ学会は,現在700名ほどの会員がいます.しかし,ピーク時の約1/3であり,特に,法人会員の減衰が目立ちます.学会外では,人工知能ブームの中,本学会に光があたっているとは決して思えませんが,人工知能の裾野には,人の柔軟さやしなやかさ等のソフト知能に関する本学会の研究分野が広がっているはずです.すなわち,嘗ての人工知能ブームやファジィブームの遺産を活用し,来るべき認識と学習に関する研究の準備を怠らなければ,必ず会員数は確保され,法人会員は上昇傾向に至ると考えます.そのためのキーワードとして,第15期は『情報シームレス化』を宣言します.学会は会員と会員,会員と非会員,正会員と法人会員,学生会員と法人会員を「シームレスに繋ぐ機関」と捉え,互いの壁を低くし情報が留まることなく流れる環境を構築します.そのために,学生と企業の共催イベント開催や高校・専門学校・企業でのソフトコンピューティングの啓蒙活動を行う会員コラボレーションを新たに企画します. また,退職されたシニア世代の先生方や研究者の知の資料や嘗てのファジィブーム時の貴重な遺産を資料アーカイブズとして整理します.この資料アーカイブズは電子化データベース(SOFT-CR)として広く一般に公開します.つまり,法人会員や非会員に簡単にソフトコンピューティングの情報を得る仕組みを提供します.なお,SOFT-CRには開発されたソフトや実践例,その使い方講座等も含まれるため,新たな研究に役立つ材料を提供できます.さらに,ファジィ学問塾や△NLGLEを再構築し他学会との連携の中で,若手研究者がさらに研究を促進できる研究推進制度を新たに立案します.学会誌は見やすく読みやすい刊行物でなければなりません.思い切った改革で学会誌がより親しみやすくなるように努力します.最後に,理事会の審議・報告事項はMLやウェブサイト,Facebook等のSNSを利用して会員に随時提供し,学会員から意見を収集できる仕組みを考案していきたいと思います.
イ・セドル九段は戦闘的な棋風から「囲碁界の魔王」と呼ばれていたそうですが,Google DeepMind社は,AlphaGoがもはや人間相手では勝負にならないので,人間との対局から引退させると発表したそうです.日本知能情報ファジィ学会が人工知能の中で孤立・埋没しないように,第15期の15名はさらに誠心誠意努力して学会の発展に貢献して行く所存です.皆様のより一層のご支援,ご協力をお願い申し上げます.

 

沿革

 2011 〜

 2001 〜 2010

 1991 〜 2000

 1981 〜 1990

 1965 〜 1980

 

組織

 理事会(第15期)

 本部委員会(第15期)

 支部・研究部会

 

各種報告書

 貸借対照表・収支計算書・事業報告等

 理事会・総会議事録

 

学会賞受賞者およびフェローリスト

Contact

学会入会・学会全般に関するお問い合わせ

  • 0948-24-3355

  • 〒820-0067 福岡県飯塚市川津680-41
    一般財団法人ファジィシステム研究所内