top of page

​ファジィ応用事例データベース

ファジィ理論を応用した製品・アイデアについて検索可能なデータベースです。
コンテンツの著作権は、日本知能情報ファジィ学会または情報提供者に帰属しています。
日刊工業新聞社の利用許可を得て、記事データ提供サービスから転載したものです。

松下電器産業

日刊工業新聞 1991年

ニューロ・ファジィ電磁調理器

 揚げ物料理の油温度を細かく制御 電磁調埋器 松下電器産業は揚げ物料理の油温度をニューロ・ファジィ技術で細かく制御できる電磁調理器KZ-P2」を 9月1日に発売する。価格は3万円。月産1万台を予定。湯げ物キーを選んで油温を設定すると、設定温度とその時の油温との差とともに温度勾配(こうばい)を1秒ごとに検知する。両方の数値から781通りの温度変化パターンを判定、その結果に応じて150ワットから1,200ワットまでの5段階の火力の中から設定温度に戻すための最適火力を決める。

三菱重工

日刊工業新聞 1991年

ビーバーエアコンきくばりファジィ

 操作はボタン4つ 三菱重が新型エアコン 三菱重工業(社長相川賢太郎氏)はファジィ制御機能を高めて、4つのボタンで操作できるエアコンディショナー「ビーバーエアコン”きくばりファジィ”SRK253V」を完成、4月から発売する。パワー選択や風向き制御などをすべてエアコンに任せ、リモコンには「寒いとき、暑いとき、眠るとき、運転・停止」の4つのボタンがあるだけ。日ごろエアコン調節に慣れていない人でも、すぐに操作できることを狙った。価格は20万円。「眠るとき」ボタンは単なるタイマーではなく、一定の温度まで徐々に運転を低め、その後は一定の間隔で部屋の温度に変わりがないか監視を続け、場合によって再運転する。冷房能力は2.5kW、暖房能力は3.6kW。また、冷房専用で初めてファジィ制御を採用した「ビーバーエアコン”冷専ファジィワープ”SRK223RC」、「同283RC」、「同323RC」の3機種を2月から発売する。価格は17万円から22万円で、冷房能力は2.2kW から3.2kWまで。このほか、床置き型ヒートポンプファジィエアコン4機種を4月に発売する計画で、同社のファジィ制御エアコンは全部で21機種となる。

旭光学工業(ペンタックス)

日刊工業新聞 1990年

ファジィでピントと絞り調整8mmビデオカメラ

 簡単に形彫り加工 ジャパックスがファジィシステム ジャパックス(東京都世田谷区、社長和泉忠美氏、TEL:03-3708-5005)は、ソディック(社長鈴木正昭氏)と共同で、ナノ秒単位で変化する放電現象をとらえ、加工条件をファジィ推論する形彫り放電加工機用ファジィシステム「エキスパート・ファジィ・n(ナノ)」を開発した。これは最終目標の加工条件を設定するだけで、形彫り加工が熟練者並み以上に高速、高精度にできるシステムで、熟練者でも難しかったナノ秒レベルで変化する放電現象をとらえながら、最適制御して加工できるのが大きな特徴。オプション価格は100万円。エキスパート・ファジィ・nは電極の形状や加工物の材質、放電音、放電波形など、さまざまな現象から適切な加工条件を判断する熟練者のノウハウをコンピューター化した。具体的には放電現象に対応しながら、常に最適な電極軸を制御する一方、加工の進行とともに変化する加工面積に対応しながら、適切なエネルギーコントロールを行う。また加工履歴をとらえ、放電状態を的碓に予想し、加工を安定的に行っていく。このファジィ推論の計算には、ジャパン・インフラロジック社のファジィ専用プロセッサー「FC-110」を使用、CPUでソフト処理するものに比べ約10倍の速度で推倫処理できる。両社の実験では、このファジィシステムで形彫り加工した場合、熟練者に比べ10%以上高速で加工できたとしている。

東芝

日刊工業新聞 1989年

ファジィインテリジェントエレベータシステム

 東芝(社長青井舒一氏)は、AI(人工知能)手法により待ち時間の短縮を可能にしたインテリジェントエレベータシステム「Command-AI」を開発した。エレベータの運行管理に、ファジィ理論による予測制御方式や、各階からの「呼び」の発生に最適なエレベータの割り当てを行うエキスパートシステムを採用、従来システムと比べて平均待ち時間を10%、長時間待ち率(1分以上エレベータを待つ確率)をそれぞれ30%減らした。エレベータの速度が毎分 120m以上で、最大8台のエレベータを一群として管理できるので、大規模な事務所ビルやホテルでの設置に適している。このシステムは、ファジィ理論を用いて、各エレベータが「乗り場呼び」に対して到着するまでにかかる時間を予測する際に、途中で新たに複数の「呼び」が発生する場合などを想定し、最短と最長の到達時間を計算して予測時間に幅を持たせ、実際の運行結果と予測時間との誤差を最小限にしている。また、発生した「乗り場呼び」に対して最適なエレベータを割り当てるために、同社が長年行ってきた群管理制御のデータをもとに、詳細なルールを作成することで開発したエキスパートシステムを採用。このエキスパートシステムと、ファジィ理論による予測制御方式との相乗効果により、エレベータの高精度な運行管理を実現した。

三菱電機

日刊工業新聞 1990年

ファジィふとん乾燥機

 ファジィで最適乾燥 三菱電機(TEL:03-218-3131)ファジィ理論を応用した最高級タイプのふとん乾燥機「ぐっすり ほすべえAD- A300M」(価格2万1,000円)を9月1日に発売。適温ファジィにより、乾燥の最後の30分間で季節ごとに安眠に適した温度にコントロールする。効率よく乾燥できる時間短縮キーも装備。大型乾燥マット付き。

山本電機工業

日刊工業新聞 1990年

ファジィによるベアリングなどの設備診断

 ファジィで設備診断 ベアリング向け開発 山本電機工業(大阪市淀川区新北野2-7-6、社長日並泰三氏、TEL:06-303-7331)は、大阪電気通信大学の水本雅晴教授と共同で、ファジィ理論によるベアリングなど回転機のマイコンを使った設備診断技術法のソフトを開発した。これまでの技術では診断対象に対して「0か1」または「YESかNO」の判断基準で行っていたものを、ファジィ理論を導入して、今まで見逃していた過少な異常個所を見つけることができるうえ、異常を予知する可能性も大きくなり、従来の技術より一歩進んだ診断を可能にした。同社では、設備診断機器のノウハウを持つ川鉄アドバンテック(兵庫県西宮市高畑町3-48、社長西野一宏氏、TEL:0798-66-1502)と共同で早急に商品化を図っていく計画である。ファジィによる設備診断は、ベアリングを例に取ると、まず外輪、内輪、ボールに傷がある場合に発生する振動周波数を理論解析で求め、ベアリングを回転させてFFT(高速フーリエ変換)による周波数解析技術をベースに振動解析を行い、理論解析で求めた値と比べて異常な個所を判定する。これまでの診断では、正常か異常かを調べる値で切り捨てていたFFTのデータを、ファジィグレードを持たせて今まで見逃していた異常個所も発見できるようにした。例えば「外輪傷」としか出なかった結果が、ファジィを導入したことで「外輪傷可能性0.92、玉傷0.08」という診断結果を得ることができる。同社では「より人間に近い判断が下せる技術」(日並社長)として、いわゆるクリスプ(はっきりした)診断からファジィ診断へ設備診断技術が進んでいくと予測している。

logoset_color.png

日本知能情報ファジィ学会事務局

〒116-0011 東京都荒川区西尾久7丁目12-16 株式会社ソウブン・ドットコム内

TEL: 03-3893-0111 メールアドレス:jimu@j-soft.org

  • Facebookの社会的なアイコン
bottom of page