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会長挨拶

  • i171312
  • 2022年3月8日
  • 読了時間: 3分

更新日:2025年12月2日






第19期会長に就任して


大阪大学 大学院基礎工学研究科 乾口 雅弘


 このたび、日本知能情報ファジィ学会(SOFT)第19期会長に就任しました。恩師をはじめ尊敬する諸先生方が育ててこられました本学会を運営する立場になり、私に何ができるかを考えると非常に身が引き締まります。創設時より35年以上の長きに渡りお世話になってきました学会ですので、僅かでも役立つよう、気を引き締めて努力していきたいと思います。

 物価上昇や少子化などの困難な状況下で、当学会では、この数年間、年4回の会誌発行、年1回のシンポジウム、2年に1回の国際会議などの事業を継続し、決して大きな学会とはいえないまでも健全な活動を行ってきています。これはひとえに今までの会長や理事会メンバー並びに各種委員会メンバーの皆様のご尽力と団結によるものと感謝しております。しかし、少子化の影響は大きく当学会の会員の高齢化がかなり進んでおります。その大きな影響を受ける前に、適切な対策を検討し、それにより持続可能な活動を継続していかなければならないと思っております。ブームが去って20年以上経過したファジィ理論やソフトコンピューティングを再び紹介し、これらの研究が今までよりも目に触れやすくするとともに,それらを容易に学べる環境にすることがその1歩になるかと思います。

 ファジィ理論は、その基礎を修得すれば、様々な学問分野に埋め込むことができ、それにより人との親和性が高くなることから、幅広い分野に導入されてきました。一方で、高コストの厳密なモデルでなくとも低コストで本質をとらえた粗いモデルでも実際問題に十分に役立つソフトコンピューティング手法を提供しています。これらのファジィ理論やソフトコンピューティング手法は、深層学習などにより大きく発展した人工知能技術が存在する今日でも,人の考えに近いモデルや人に寄り添うシステムの開発において非常に重要かつ有用なものであることに変わりはありません。

 当学会には、ファジィ理論とソフトコンピューティングの発展と普及を支え続けている10を超える研究部会があり、多岐にわたる研究分野の研究者が会員としています。評価、感性、行動、ヒューマン・インタラクションをはじめ、人が絡むシステムを扱う理論やモデル、解析法や学習法、そして知能化技術など、幅広く取り扱われています。当学会の会員が集うファジィシステムシンポジウムでは、毎回、15を超える異なったテーマの企画セッションが計画され、300を超える研究成果の発表がなされています。この広範さ、すなわち研究分野の多様性は当学会の魅力的な特徴で、斬新な理論や手法、画期的な応用を産み出す土壌となっています。多様な分野が活発に交流し、意見交換することで様々な考え方、アプローチを修得し合える場であり、そこから斬新で革新的な理論やアプローチ、応用分野の開拓をめざした研究活動が産み出されうる環境にあります。

 第19期理事会では、副会長や理事の皆様と互いに協力し、様々な観点から思考を広げ、柔軟な学会運営を実現し、上述の考えの下、当学会の多様性を活かしつつ会員の皆様の研究活動の発展と会員間の活発な交流ができる場を提供できればと思っております。会員の皆様、諸先輩方からのご指導、ご鞭撻、そして、ご協力を賜りましたら幸いに存じます。どうぞよろしくお願い申し上げます。

 
 
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日本知能情報ファジィ学会事務局

〒116-0011 東京都荒川区西尾久7丁目12-16 株式会社ソウブン・ドットコム内

TEL: 03-3893-0111 メールアドレス:jimu@j-soft.org

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